私は九州北部に住んでいる事もあり、九州一円のどの釣行場所へも3時間くらいで行く事が出来る。
グレ狙いでは特に長崎県や大分県、鹿児島県などへも釣行する。
今回は梅雨グレ狙いで鹿児島県の甑島へ釣行予定だったが、悪天候の為大分県の鶴見へ釣行してきた。天候によってすぐに釣り場を変更できるところは九州の北部に住んでいる強みである。
今回上礁した磯は鶴見大島のクロバエで、川のように本流が流れる事でも有名な釣り場だ。早速釣りを開始する。
私が釣りを開始する時にはまず海の状況に合わせたウキの選択をする事から始まる。
この状況に合わせたウキの選択をする事で、その日の釣果が左右されると思っている。
当日は大潮と言う事もあり、潮は速く右沖に流れていた。
風は左に向かってきつく吹き付けるので、ウキを確実にポイントへ飛ばす事と、流れの速さでも仕掛けを張って理想の角度を保つ為に紫水のLサイズ2Bを選択した。
ハリスは2ヒロと50pで遊動部分を半ヒロに設定。
直結部分にBのガン玉を打ち、ハリスの真ん中にG4を打った。このG4のガン玉は状況に合わせて上下させるのだが、これはあくまでも仕掛けの角度を最優先させるためのものなのだ。
準備が整い仕掛けを投入。
数投したが、ウキが10センチくらい海中に入ってはすぐにツケエを離すグレに仕掛けへの張りをいつもよりきつめにすると一気に喰って来た。

時間が経つにつれ刻々と流れの状況が変わる。
35p級のグレを数匹釣ると流れが変わったのですぐにウキを交換した。
今度は紺水のBである。
この紺水を選んだ理由は、沖を流れる本流が早くなった事で磯付近の流れが引かれ潮になり、緩やかに流れるようになったからだ。
直結部分にG2とハリスの真ん中にG4のガン玉を打ち、緩くなっていく潮でも仕掛けを張れるように対応した。
紫水のLから紺水に替えたのは、繊細なアタリでも抵抗なくウキが海中へ入るようにする為である。
この釣り場では良型のオナガも釣れる事があるので、ハリを飲み込まれないようにウキの角度が変わった瞬間に鋭いアワセを入れたかったので、一番角度の変化が分かり易い紺水に替えたのである。
ここでもバタバタと数尾釣り、その中には40センチオーバーのオナガが1尾混じった。
徐々に潮は緩くなっていく。
ここでまたまたウキを交換するのである。
状況に合わない仕掛けをダラダラと流すくらいなら、その数分の間に状況に合わせたウキに変更する方が絶対に釣果が上がると私は思っている。ウキを浮かせて釣るのなら、潮の変化に合わせたウキ選びが大切なのだ。
その後しばらくしてまた潮が緩み、次は紺水のG5を選択し、直結部分にG6を打ちハリスにはG8のガン玉を段打ちにした。
状況を的確に把握できたら本当にビックリするほど良く釣れる。潮止まりの時間が訪れ、潮には変化が全く無くなった。
しかし、よぉ〜く海を見渡すと微かに変化している所が見える。こんな時は軽い仕掛けでゆっくり落ち込みを演出しながら仕掛けを入れたいのと、沖の潮目まで遠投ができるように、ウキを紅水のLサイズ00に変更した。
ガン玉はハリ上50センチの所にG6を1つ打ち、張りながら仕掛けを入れる事によってツケエのついたハリがすぐにガン玉を追い越しツケエ先行で落ちて行くようにした。
仕掛けが馴染むとウキはしもって行くように、ウキ止めはもちろんなるほどウキ止めである。
マキエは後打ちで、ウキに直接被せて何度も打ち返す。
数投後、シモっていたウキがスパッと海中へ消えた。
通常なら諦めてしまいそうな状況でもウキをその時々の状況に合わせて変更することで、グレの釣果は上がるのである。
午後から完全に日が昇るとグレの喰いは渋くなり、ツケエをすぐに離してしまう状況になったので、小粒のウキ、紫水のG4で足元からの引かれ潮に仕掛けを入れて本流へのヨレに向かって張りながら流すとウキが抵抗無く海中へと鋭く変化した。
アワセると強烈な引きで浮かせたクロは45センチを超える良型だった。

状況に合わせた仕掛け変更でこんなにもグレは釣れる。
自分自身、釣士道のウキで新たな釣りスタイルと出会え、釣果は倍増した。
釣士道のウキは現在「紫水・紺水・紅水U」の3種類だが、これからも刻々と変化する海やグレの状況に合わせ、様々なアイデアを盛り込んだ素晴らしいウキが続々と開発されている。まさに「釣り人の為のウキ」と言っても過言では無いだろう。私もこれから、少しでも多くの釣り人に楽しい釣り!釣れる釣り!を伝えていきたい。

報告 釣士道フィールドテスター 渡部雄二