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釣士道フィールドテスター井上靖和

釣士道フィールドテスター井上靖和

釣士道フィールドテスター
井上 靖和 (いのうえ やすかず)
 宮崎県在住

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4月下旬、釣士道フィールドテスター3名と釣士道開発スタッフ4名で、宮崎県島浦へ向かった。
九州のグレ釣り師ならもちろん、いや、全国的に喰い渋りと難しい釣り場と言われるこの場所をテスト釣行に選ぶ釣士道スタッフには感心させられた。

ここは、冬場の本格的なシーズンに北西風が吹くとベタ凪になり、連日釣り人が「これでもか!」というぐらいの撒き餌を入れるので、とてもグレがスレている。
全国的にも東向きに開けている釣り場は、どうしても難しくなる傾向がある。四国では牟岐大島、紀伊半島の尾鷲、熊野周辺も同じことが言えると思う。しかし、このような難しい釣り場を克服していく方が名手と言われる方々だ。

今回この場所をホームグランドにしている片伯部氏と、福岡県の足立氏と同行させていただいた。

島浦

天気予報では、午後から南風が吹き出すということで、ひょっとすると午前中までの釣りになりそうである。
荷物を高場にあげてエサづくりを始めた。いつでも撤収できるように荷物をまとめておくことも大事である。

島浦

今回は「二のハエ」という磯に上がり、釣士道スタッフから時間帯や状況に応じて使用するウキをその都度与えられ、1メートル間隔で3名が竿を出すという、トーナメント以上の厳しいルールが課せられた。

島浦

今回テストするウキは、紅水Uの00〜G2のSサイズとLサイズ、そして紺水の4Bから2B−3Bまでだ。

天候が悪く、大きな波がときおり足元をさらう状況で、なぜこのようにたくさんの種類のウキを使わなければならないかと釣士道スタッフに尋ねてみると、「浮力の少ない0や00で、このうねりを克服する釣り方と、浮力の大きなウキにガン玉を打ち、克服する釣り方を見たい」と言われた。もちろん主役になるのは私ではなく、片伯部氏になるのはわかっていたが・・・(笑)

島浦

用意が整いそれぞれに竿を出し始めた。
最初に与えられたウキは紅水Uである。このウキは、0サイズからG2サイズまであるが、与えられたのは00のLサイズ。このうねりの中で私は、00のウキに6号のガン玉を3段うちにして、なんとか良型グレを引き出すことができた。

足立氏は、00のウキを沈めて、張りながら穂先で当たりをとるような釣り方で数枚のグレをキープしている。

気になる片伯部氏であるが、誘導部分を10センチとり、沖の本流と大きな波がぶつかっている壁を攻めていた。片伯部氏はいつもウキを見て釣る釣り方なので、あまり深く沈めていない。
氏いわく、「このような状況の時には、誘導部分をなるべく短くしてハリスを長くとり、サラシや、仕掛けを入れるタイミングに気を使ったほうが良い」という考えである。30センチ〜45センチまでの、グレを午前中3名で25枚キープした。

島浦

午後からの天候は思いのほか回復し、夕方5時まで釣りができた。しかし海の状況は変わらず、大きな波は一向に治まらない。紺水のテストに入ってからは片伯部氏の独り舞台で、納竿をむかえた。

結果は、30センチ〜48センチまでのグレを83枚。
内訳は、片伯部氏が44枚で、足立氏と私の二人で39枚であった。同じ釣座と同じウキ、ハリスの号数まで同じなのに、片伯部氏にダブルスコアーという圧倒的な差をつけられた。

片伯部氏と釣士道スタッフが妥協を許さずこだわりぬいたウキ(紫水・紺水・紅水U)は、他を寄せ付けない圧倒的な実力をひっさげて、現在市販されている。
片伯部氏は、「ウキは釣りの原点であり、ウキを見て釣る釣り方を皆さんに楽しんでもらいたい。しかし現代のグレは、居喰い、平行喰いなどでエサを捕食するので、なかなかウキに当たりがでない。だから釣り人は、沈め釣りや全誘導に移行していく傾向がある。釣士道のウキはそのような当たりがわかるウキに仕上げたい。」と言う。

確かに私は、最近このウキを使い、わずかな当たりをとらえることができている。特に水中感度はすばらしい!水中での当たりを穂先ではなく、ウキの動きで感じ取れるようになった。

名手とビギナーとの差はどこかと個人的に考えると、私は「当たりがわかるか、わからないか」だと思う。そこにウキ作りのポイントをおいている釣士道は、まさに釣り人が作るメーカーだと感じている。
今現在市販されているウキも100%ではなく、これからどんどん改良されていくらしい。私もその開発に協力できるよう、釣りを勉強していきたい。

島浦釣果

報告 釣士道フィールドテスター 井上靖和

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