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釣士道フィールドテスター喜多幅 武

釣士道フィールドテスター喜多幅 武

釣士道フィールドテスター
喜多幅 武 (きたはば たけし)
 和歌山県在住

◆ その他のレポート ◆

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11月上旬、釣士道スタッフから電話があった。

スタッフ:「前から言ってた紺水のLサイズが出来上がったぞ!」
私:「でも、南紀はまだまだ夏の海ですよ!」
スタッフ:「それを釣るのが、タケシの仕事やろ!」
私:「…」

ということで、相変わらず強引な釣士道スタッフにそそのかされ、釣行の運びとなった。しかし、「紺水のLサイズがあれば、最高ですよ!」と言ったのは私であり、いつもながら釣り人の意見を尊重して地域に応じたウキを開発していく釣士道スタッフに対して感謝感激である。

和歌山といっても私がホームグランドにしているのは、枯木灘周辺である。紀伊半島のエリアは大きく3つに分かれていて、西側の枯木灘周辺、南側の串本地域、東側の熊野灘周辺(三重県も含まれる)である。この3つの地域の磯は、それぞれに特徴があり、釣り方などもそれぞれ違う。

今回のフィールドとなった枯木灘周辺は、椿、市江、周参見、口和深、見老津、江須崎が代表的な釣り場である。グレシーズンに入るのは、例年10月下旬であるが、今年は1ヶ月遅れている状態だ。寒の時期には50センチオーバーも期待でき、秋磯、春磯シーズンは50センチオーバーの尾長グレの回遊もあり、年中通してグレ釣りができる素晴らしいフィールドだ。

私が感じるところでは、このエリアはタナ竿1本まででグレが釣れる事が多く、寒の時期でも深く深く沈めていくのは、逆に効率が悪いような気がしている。どの釣り場もシモリが多く点在し、その周辺に付いているグレを狙うのが効率のいい釣り方だ。しかし、半島の西側に位置しているため、ほとんどの磯が冬場の北西風に弱い。

現在、釣士道から発売されているウキのフォルムは8種類であるが、今回の新製品(紺水Lサイズ)が新しいラインナップに入り、9種類となった。現状の紺水G7〜2Bまでのものが、「紺水Sサイズ」になり、同じ浮力設定でサイズが大きくなったものが今回の「紺水Lサイズ」である。

穏やかな海の状況では紫水を使うことが多いが、冬場の北西風雨が強い時には、いくら感度が良くても、小さくて自重が軽いものでは効率のいい釣りができない。一般的には、自重があれば飛距離が出ると思われている釣り人が多いが、ウキの飛距離には飛行バランスが大きく影響し、初速があっても飛行中にブレが発生し、失速するようなウキであれば自重がいくらあっても意味がない。

また、自重がありすぎるウキは感度が悪いのは、皆さんご承知の通りだと思う。紺水Lは、抜群の飛行バランスで北西風に負けない遠投性を実現した。もちろん感度は抜群である!

近代のグレ釣りは、感度が重視される時代になっていると思う。一番大事なところは、前当たりを取れるかどうかである。前当たりがわかれば、本当たりに移行させるアクションがとれるからだ。前当たりがわからないウキは、グレがオキアミをくわえているのに、ラインを修正したり、竿を上下にあおったりしてしまう。そんなことをすれば、せっかくオキアミをくわえているグレが違和感を感じて、離してしまう。そのような状況になっていることを、釣り人は知らない。それだからこそ、感度がいいウキが求められる時代になっているということだ。

去年の釣り方、2年前の釣り方では、年々スレていくグレに対応できなくなると、私は感じている。私は、すべての状況を釣り人に教えてくれる釣士道のウキと共に、今後も向上していきたい。

ちなみに釣果は、グレ30センチ前後を数枚とシマアジ40枚であった。最後に、今回もお世話になった見老津の林渡船の船長と奥さんにはいつもお世話になりっぱなしで申し訳ありません。これからもお世話して下さい。よろしくお願いします。

報告 釣士道フィールドテスター 喜多幅 武

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